特開昭61-045775 特公平04-012145 医療用チューブガイドワイヤーおよびその製造方法 テルモ
特開昭61-045775
特公平04-012145
医療用チューブガイドワイヤーおよびその製造方法
テルモ
※出願時の実施例を公開時には、ほとんど削除。
◎特開昭61-045775
<実施例1>
軟質ポリ塩化ビニル3cm×5cm×0.4tmm
↓1%4、4—ジフェニルメタンジイソシアネート/MEK溶液中に1分間浸漬
↓60℃30分間乾燥後
↓1.25%メチルビニルエーテル無水マレイン酸共重合体(GANTREZ AN-139、MW=75万GAF社製)/MEK溶液10秒間浸漬
Gantrez™ AN-139 by Ashland – Paint & Coatings (ulprospector.com)
↓60℃2時間乾燥
↓室温で約1時間以上水中に浸漬
↓60℃24時間乾燥
<実施例2>
軟質ポリ塩化ビニル3cm×5cm×0.4tmmを
↓5wt%ジエチレントリアミンおよび5wt%テトラ-n-ブチルアンモニウムヨージド水溶液中に60℃10分間浸漬
↓60℃30分間乾燥
↓2.5%メチルビニルエーテル無水マレイン酸共重合体(GANTREZ AN-139)/MEK溶液中に10秒間浸漬
↓60℃2時間乾燥
↓水中に約1時間浸漬
↓60℃24時間乾燥
〔実施例3〕
↓10g ポリエチレングリコール(MW=1000)、4gペンタエリスリトール、16gトルエンジイソシアネートと反応させ末端
イソシアネート基を有するポリウレタン樹脂を合成
↓このポリウレタン樹脂を3cm×5cm×0.4tmm成形
↓1.25%メチルビニルエーテル無水マレイン酸共重合体/MEK溶液中に10秒間浸漬
↓60℃2時間乾燥
↓室温で約1時間以上水中に浸漬
↓60℃24時間乾燥
〔実施例4〕
3cm×5cm×0.4tmmに成形したナイロン6製シート
↓希塩酸中に30℃60分間浸漬
↓十分水洗
↓ポリエチレンイミン10%水溶液とジシクロヘキシルカーボジイミド5%メタノール溶液の1:2の混合溶液に30℃5時間浸漬
↓水洗
↓メチルビニルエーテル無水マレイン酸共重合体1.25%MEK溶液中に10分間浸漬
↓60℃2時間乾燥、
↓室温で約1時間以上水中に浸漬
↓60℃24時間乾燥
〔実施例5〕
直径0.87mm、長さ100cmのステンレス棒
↓5%ポリウレタン/THF溶液と2%4、4′-ジフェニルメタンジイソシアネート/MEK溶液=1:1混合溶液中に浸漬
↓60℃1時間乾燥
↓2.5%メチルビニルエーテル無水マレイン酸共重合体(GANTREZ AN-169MW=150万GAF社製)/MEK溶液中に1分間浸漬
↓60℃30分間乾燥
↓水中に約3時間浸漬、
↓60℃24時間乾燥
〔実施例6〕
3cm×5cm×0.4tmmに成形したナイロン6製シート
↓1%4、4′-ジフェニルメタンジイソシアネート/MEK溶液に1時間浸漬
↓60℃30分間乾燥
↓1%メチルビニルエーテル無水マレイン酸共重合体(GANTREZ AN-169MW=150万GAF社製)/MEK溶液に1秒間浸漬
↓60℃30分間乾燥
↓水中に約3時間浸漬
↓60℃24時間乾燥
〔実施例7〕
軟質ポリ塩化ビニル3cm×5cm×0.4tmm
↓1%4、4′-ジフェニルメタンジイソシアネート/MEK溶液中に1分間浸漬
↓60℃30分間乾燥
↓メチルビニルエーテル無水マレイン酸共重合体(GANTREZ AN-170、MW=80万GAF社製)のエチルエステル(エステル化度40~50%)溶液中に10秒間浸漬
↓60℃2時間乾燥
↓室温で約1時間以上水中に浸漬
↓60℃24時間乾燥
〔実施例8〕
軟質ポリ塩化ビニル3cm×5cm×0.4tmmを
↓5wt%ジエチレントリアミンおよび5wt%のテトラ-n-ブチルアンモニウムヨージド水溶液中に60℃10分間浸漬
↓60℃30分間乾燥
↓4%メチルビニルエーテル無水マレイン酸共重合体エチルエステル/THF溶液中に10秒間浸漬
↓60℃2時間乾燥
↓水中に約1時間浸漬
↓60℃24時間乾燥
〔実施例9〕
↓ポリエチレングリコール(MW=1000)10g、ペンタエリエリスリトール4g、トルエンジイソシアネート16gと反応させ末端イソシアネート基を有するポリウレタン樹脂を合成
↓ポリウレタン樹脂を3cm×5cm×0.4tmmに成形
↓4%メチルビニルエーテル無水マレイン酸共重合体のハーフエチルエステル(エステル化度40~50%)/THF溶液中に10秒間浸漬
↓60℃2時間乾燥
↓室温で約1時間以上水中に浸漬
↓60℃24時間乾燥
〔実施例10〕
3cm×5cm×0.4tmmに成形したナイロン6製シート
↓希塩酸中に30℃60分間浸漬
↓十分水洗
↓ポリエチレンイミン10%水溶液とジシクロヘキシルカーボジイミド5%メタノール溶液の1:2の混合溶液に30℃5時間浸漬
↓水洗
↓4%メチルビニルエーテル無水マレイン酸共重合体のハーフエチルエステル(エステル化度40~50%)/THF溶液
中に10分間浸漬
↓60℃2時間乾燥
↓室温で約1時間以上水中に浸漬
↓60℃24時間乾燥
〔実施例11〕
直径0.87mm長さ100cmのステンレス棒
↓5%ポリウレタン/THF溶液と2%4、4′-ジフェニルメタンジイソシアネート/MEK溶液との1:1混合溶液中に浸漬
↓60℃1時間乾燥
↓4%メチルビニルエーテル無水マレイン酸共重合体エチルエステル(エステル化度40~50%)/THF溶液中に1分間浸漬、
↓60℃30分間乾燥
↓水中に約3時間浸漬
↓60℃24時間乾燥
〔実施例12〕
3cm×5cm×0.4tmmに成形したナイロン6製シート
↓1%4、4′-ジフェニルメタンジイソシアネート/MEK溶液に1時間浸漬
↓60℃30分間乾燥
↓1%メチルビニルエーテル無水マレイン酸共重合体のハーフエチルエステル(エステル化度40~50%)/THF溶液に1秒間浸漬
↓60℃30分間乾燥
↓水中に約3時間浸漬
↓60℃24時間乾燥
。
〔実施例13〕
ポリウレタン樹脂3cm×5cm×0.4tmmのシート
↓0.6%4、4′-ジフェニルメタンジイソシアネート/MEK溶液中に1分間浸漬
↓60℃30分間乾燥
↓10%水溶性ナイロン(東レAQナイロンP-70)/クロロホルム溶液に1秒間浸漬
↓60℃6時間乾燥
↓水処理
〔実施例14〕
実施例13と同様のポリウレタン樹脂シート
↓0.01%4、4′-ジフェニルメタンジイソシアネート/MEK溶液中に1分間浸漬
↓60℃30分間乾燥
↓0.75%ヒドロキシプロピルセルロース(HPC:ハーキュレス社Hタイプ)/クロロホルム溶液に1秒間浸漬
↓60℃6時間乾燥
↓水処理
〔実施例15〕
↓DAEM(N,N-ジメチルアミノエチルメタクリレート)40cc、シクロヘキサン10cc、AIBN0.5gを混合し、紫外線を2時間照射してPDAEM(ポリ-N,N-ジメチルアミノエチルメタクリレート)を合成
↓50℃で24時間真空乾燥
↓PDAEM2g、臭化エチル1.4cc、THF18.2ccをよく攪拌して混合しオーブン中55℃で2時間放置。四級化PDAEMの白色沈殿物
↓沈殿物を50℃で12時間真空乾燥
↓8%四級化PDAEM/DMF溶液1体積とPVC/THF、DMF溶液(1:1)1体積を混合して四級化PDAEMのPVCドープ液を作成
↓ドープ液に直径0.87mm、長さ100cmのステンレス棒を1分間浸漬
↓60℃2時間乾燥
↓0.25%ポリアクリルアミドのアニオン型(MA-3000-6H)/水溶液に1時間浸漬
↓60℃で2時間乾燥
〔実施例16〕
イロン製シート
↓実施例3で合成した末端イソシアネート基を有するポリウレタン樹脂をコート
↓5%ポリビニルピロリドン(K-90、平均分子量36万、GAF社製)/クロロホルム溶液中に浸漬
↓乾燥
〔比較例1〕
軟質ポリ塩化ビニル3cm×5cm×0.4tmm表面が
(9)グリセリンコート、(10)オリーブ油コート、(11)ノンコートである試料片と同サイズの(12)低密度ポリエチレン、(13)高密度ポリエチレン、(14)四フッ化エチレンの試料片を準備し、本発明例(1)~(8)との摩擦抵抗、持続性試験-Iを下記の如く行なった結果、本発明例以外はもともと摩擦抵抗が大きいか、もしくは連続水洗10分後程度で初期の潤滑性を失なってしまうものであり、本発明の有効性が認められた。